咬合圧平面の発想の経緯

咬合平面の墓準面については、多くの人々によりさまざまな解釈をもって発表されており、それにともなう補綴臨床の面においても数多くの方法、術式が報告されている。一般に定義されている咬合平面とは、「頭蓋の解剖学的に決められた仮想平面で、切歯の切縁と臼歯の咬合面頂に接する平面」あるいは「有歯顎の習慣的咬頭嵌合状態における下顎中切歯の切縁の接触点と、左右下顎第二犬臼歯遠心頬側咬頭頂の3点によって決定される平面」と定義されている仮想平面である。
この平面は、カンペル平面あるいは、鼻聴道線と呼ばれる耳珠前上縁と鼻下点を結んだ左右2本の線と平行であるといわれ、無歯顎患者の咬合平面を決定する1つの基準ともなっている1)(@)
@下顎中切歯の切縁と第2大臼歯遠心頬側咬頭を結ぶ咬合平面は耳珠前縁と鼻下点を結ぶカンペル平面(鼻聴道線) とほぼ平行である。